開催日
11月4日 [火]・1月6日 [火]・3月3日 [火]18:30-20:00
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★本事業費用の一部はNHK歳末たすけあい助成金を受けています。
テーマ:「裁判(官)のオモテとウラ~市民参加で、変わったこと、変わらないこと~」
テーマ:「『冤罪』の責任は誰にある?~警察、検察、裁判所…『再審無罪』の向こう側~」
テーマ:「公安警察による『冤罪』の衝撃~『大川原化工機事件』の違法捜査と証拠捏造~」
18時30分-20時00分
(開場)18時20分、終了後、20時30分まで放課後タイムあり※任意参加
オンライン(Zoom)
※前日にZoomURLを案内します。不着の場合はお問合せください。
各回のテーマについて法律専門家と市民が思うところを語りあいます。
<過去に取り上げたテーマ>
第1回「刑事責任能力と裁判員裁判」
第2回「騒音トラブル殺人と裁判員裁判」
第3回「暴力団組長の刑事責任」
第4回「『死にたい』をどう裁くのか~『嘱託殺人』と『巻き込み自殺』~」
第5回「生活困窮と生きにくさ~高齢者の孤立と犯罪~」
第6回「なぜ若者は闇バイトにハマるのか」
第7回「知られざる保護司の仕事~保護司さんって、どんな人?」
第8回「『虎に翼』から裁判所を考える」
第9回「危険運転致死傷罪~法廷で裁かれる交通事故~」
第10回「裁判所が、私たちの日常をどう変えるのか~最高裁判決とそれ以外~」
第11回「選ばれた市民たちは、証拠をどう見たのか~紀州のドン・ファン事件と裁判員裁判~」
第12回「若者の凶悪事件と量刑~旭川・女子高校生殺人事件、市民たちの判断~」
第13回「犯罪者の孤立と高齢化する刑務所~刑務所が最後のセーフティネット!?~」

「誤った裁判」に関与した者の責任は
次回は、「再審無罪のそのあと」のことを取り上げます。新聞でも、報じられていましたが、袴田さんは今年10月9日、国と県を相手取り、約6億円の損害賠償を求める国家賠償請求訴訟を静岡地裁に提起されました。弁護団によると、訴訟を通じて冤罪に至った責任を問い、経緯の解明を目指すとの考えで、再審無罪を巡る国賠訴訟として過去最高の請求額とのことです(なお、原告の袴田さんは拘禁症状のため意思疎通が難しく、弁護士が法定代理人となり訴訟活動をすることになります)。
このような訴訟をどのように考えるか、これが今回のテーマです。これまで、再審無罪になった事件では、①警察の捜査(特に自白の強要)の違法、②検察官の責任(公訴提起に過失)、③裁判官の責任(誤判の過失)が問題になっていますが、後になるほど責任が認められにくくなり、私の知る限り③が認められたことはないとおもいます。
検察官の責任について違法のハードルが高いですが、裁判官の責任を追及するのはもっと厳しく、元裁判官としては面はゆいというか複雑な気持ちです。皆さんはどのように思われますか。次回は場合によっては、実際に賠償請求を提起された方がズームを通じてですが、参加してくださるかもしれません。
お正月早々で、おとそ気分が抜けない時期ですが、参加していただければ嬉しいです。
無料
各回30人(先着順)
関心のある人ならどなたでも参加できます。初心者歓迎。
「申し込みフォーム」より3回分をまとめてお申込みできます。ぜひお申し込みください。
大阪ボランティア協会‟裁判員ACT”裁判への市民参加を進める会(担当:永井・長田)