開催日
2022年8月19日[金]
私は、障がい者雇用は労働力需給問題やダイバーシティマネジメントの問題、つまり企業等労働分野の課題であると考えています。しかし、企業ばかりにその責任を押し付けていても進みません。
というのも、障がいのある方が定年まで安定的に働き続けるためには、その基盤となる日常生活の安定がとても重要になるからです。つまり、障がい者雇用を支えるためには、地域福祉の充実が欠かせないのです。
そして、福祉の充実は福祉行政にばかり頼っていても進みません。
当事者の困りごとに気づいた私たち市民が、当事者意識を持ってそのことを伝え、アクションを起こして行くことで、福祉行政を動かしていかないといけません。
障がい者福祉も障がい者雇用も、誰か1者が努力してできるものではありません。多様な主体(行政・企業・市民)が課題を共有し、イノベーションを起こしていくことが重要だと考えています。
私は、大手在阪企業の特例子会社に28年勤務しています。今回は、主に障がい者雇用の現場における課題を中心に紹介しながら、社会全体でどう支えていくべきかをみなさんと一緒に考える機会になればと思っています。
●上林康典さん
社会福祉法人大阪ボランティア協会 常任運営委員
特例子会社勤務
障害者職業生活相談員/企業在籍型職場適応援助者(ジョブコーチ)
•高校一年の夏(35年前)、大阪ボランティア協会が主催するボランティアプログラム(ワークキャンプ)に参加。数百人の知的障がい者が生活する大規模施設の存在に衝撃を受けた。
•誰もが地域で当たり前に暮らせる社会を築いていく一翼を担いたいと、大学時代から大阪ボランティア協会の運営委員となる。
•大学生の頃、ボランティアプログラムの運営を通じて、多くの障がい者授産施設(作業所)の方々と出会う。彼らの障がい者の就労をめぐる戦いぶりにインスパイアされてしまった。
•大学卒業後、大手在阪企業の特例子会社に開業準備段階から入社。(特例子会社の中から日本の障がい者雇用を変えたいとの情熱を持って入社。)
•以来28年に渡り、障がい者雇用の現場から障がい者の就労支援及び雇用継続の課題と向き合ってきた。
•日本人初の企業在籍型ジョブコーチ。
2022年8月19日(金)19時20分〜20時50分
市民活動スクエアCANVAS谷町(大阪市中央区谷町2丁目2-20 2F)、およびZoomによるオンライン配信
※CANVAS谷町へのアクセス方法はこちら
※コロナ感染拡大状況によってはオンライン配信のみに変更する可能性があります。
※オンライン参加申込の方には、開催日までに会議ID、パスワードをメールで送付します。
※参加申込者は期間限定で録画配信による見逃し視聴も可能です(講演部分のみ)。
【Peatix利用の場合;クレジットまたはコンビニ払い】
一般 1,200円
協会アソシエーター・会員・P登録団体(※)650円
・下記URL(Peatix)からお申し込みください。
https://canvas-yorugaku64.peatix.com
※割引コードを入力。
新年度からコードが変更になっています。
対象者にメーリングリストでご案内します。
【現金または銀行振込の場合】
一般 1,000円
協会アソシエーター・会員・P登録団体 500円
・下記フォームからお申込みください。
https://ws.formzu.net/dist/S10530413/
社会福祉法人大阪ボランティア協会【担当:谷垣】
電話:06-6809-4901
FAX:06-6809-4902
Email:office@osakavol.org