
特集は「始まる新・公益信託―市民活動で使える三つ目の箱」。1922年の法制化から100年超、公益信託法が抜本的に改正され、2026年4月に施行されます。制度の分かりにくさや使い手が限定されることから、市民活動を支える仕組みとしてはあまり認識されてこなかった公益信託。新制度では金銭に限らずさまざまな資産を託し、助成金としてだけでなく、事業に直接活用する可能性が広がります。「特定非営利活動法人」「公益法人」と並ぶ、市民活動にとって「三つ目の新しい箱(ツール)」とはどんなものなのか。本特集では寄付や遺贈との違い、活用に向けたモデル・アイデアを通して、その可能性を探ります。
<コンテンツ>
〇解説:新・公益信託を、市民活動の言葉で考える
〇 なぜ今「新・公益信託」か/「(愛称)ムササビ信託」を用いた文化遺産保全の構想/
遺贈寄付と公益信託の違い/「共同受託」が開く未来/地域課題を解決する四つのモデル
〇 三つの提言:道具を使うための創造力を羽ばたかせよう 岡本 仁宏(内閣府「新たな公益信託制度の施行準備に関する研究会」参与、関西学院大学名誉教授)