大阪ボランティア協会は、ボランティア、NPO、企業市民活動を支えるNPOです。

English | サイトマップ | 地図(アクセス)

大阪ボランティア協会

WWW を検索 osakavol.org を検索
メインメニュー

ボランティア活動をしたい
相談・募集したい

団体設立・運営など、NPOについて相談したい

ボランティア・NPOをサポートするための情報が知りたい

講師を派遣してほしい
研修企画を相談したい

講座・研修・サロンに参加
したい

企業市民活動・社会貢献や
CSRについて相談したい

書籍や情報誌について
知りたい

調査・研究・シンクタンクについて知りたい

協会について知りたい
支援したい
参加したい

裁判員経験者たちの声

体験を語り合おう <小島秀夫(裁判員経験者)>

 裁判員制度発足一周年の節目に今年5月マスコミ各社が私達経験者にアンケートをされ、その中に「裁判員を経験して裁判や司法に対する考えが変わりましたか?」と言う設問が何社かありました。集計後の紙面では「大きく変わった。」と答えられた方が多くおられた様です。しかし裁判員、補充裁判員を努められた一人一人の感想は同じではないと思います。私は他人を裁きその人の人生を決めしまう事に、約一年を経た今でもその重大さをヒシヒシと感じています。私が努めた裁判は殺人未遂でしたが、被害者の防御で大きな怪我も無かったのですが、殺されると言う恐怖は大きかったと思います。この事件で考えさせられたのは、加害者の生活に以前より周囲が相当の対応をしていれば、起きなかったのではとの思いです。私自身、地域の防犯活動を行っているのですが、被害者も加害者も同じ地域で生活をしていた住民で、被害者の回復も加害者の社会復帰も同じ地域でなされ、地域の対応が大事だと言う事です。しかしこの裁判で他の裁判員はどの様な思いをされていたでしょう。きっと私とは違った考えをされておられるでしょう。裁判員を努め終えた時に大阪地裁より次な様なメッセージを受け取りました。「裁判員制度は国民の理解と協力が得られなければ成り立たない制度です。これから今日の体験について感想や意見をぜひ率直に語り合っていただきたいと思います。それにより制度がより良い制度となり、大阪の地に確りと根付いて行く事を期待します」決して裁判は遠い世界ではなくごく身近にあります。私達の経験を語り合う事で、その背景を考えて同じ様な事件の再発が防げるのではないでしょうか。

裁判がぐっと身近になった <柘原由紀(学生)>

 私は今19歳で来年から裁判員に選ばれるかも知れないのですが、実際、裁判のことをどれだけ知っているかと言われたらほんの少しの大学で習った知識しかありません。私は大学で法学を学んでいますが実際に裁判を見たことがありません。裁判の傍聴をしたいと思っていたのですが、なかなかその機会がありませんでした。裁判所とは近いようで市民に遠い存在ではないでしょうか。裁判員制 度とは実際に市民のみなさんが裁判に参加して、被告人の量刑を決めるという市民と裁判所をぐっと近づけるものです。しかし、今まで少し遠い存在であった、裁判所、裁判に参加することはわからないことが盛りだくさんで不安に思うことがたくさんあると思います。ACTはそういった不安の受け皿として活動しています。
 今、私が思っている不安な点は本当に私なんかが人を裁いて大丈夫なのかということ。公平に裁けるの?被告人の見た感じの印象などに左右されて本当に裁くべき基準で裁けなくなったりするんじゃないのか?ということです。まだ学生で社会経験に乏しい私なんかが裁判長と同じところに座り一緒に考えるといったことがちゃんとできるのかなぁと不安です。がんばりたい点は裁判官の“当たり前”とは違った角度で物事を見られたらいいなぁということです。実際私はやってみたいという気持ちの方が大きいです。逆にまだ学生である自分の意見が入ることでなにかいいように変わればいいなぁと思います。
 ACTの活動のなかで知った裁判員経験者が気になっていること、例えば被告人のその後、被害者のその後など裁判員を経験した人しかわからないような問題点はたくさんあると思います。まだ始まったばかりである裁判員制度をよりよくするためには経験者たちが話し合う場が必要とされると思います。経験者の実際のお話を聴き、議論することは裁判員経験者にもこれから裁判員に選ばれる可能性のある人にもとても有用だと思います。最近そういった場がだんだん設けられるようになりましたが、まだまだ市民には浸透していないようにも思います。ACTのように裁判員制度を市民に広めようという団体は貴重な存在です。学生や若い人も裁判員に選ばれる可能性があります。みなさんも裁判をより市民に開いたものにするためにこういった活動に興味を持って参加してみませんか。

検察審査員を経験して <田中宏和(検察審査員経験者)>

 最近、新聞やテレビなどでよく耳にする「検察審査会」という言葉。しかし今から7年前の私にとって、その言葉は初耳でした。ある日、1通の封書が手元に届きました。内容は「あなたは検察審査員の候補として選ばれました」というものでした。
 私は「骨形成不全症」という障害のため、車イスを使用して生活をしています。
 小学校入学という社会参加をして以来、多くの方に助けていただき、今の自分があります。

“私でお役にたてるなら”という気持ちで、有権者の中から抽選で選ばれたいうことは、私が車イスで生活していることなど、まったく知らないで案内を送付していると考え、「私は車イスで生活していますが、よろしいでしょうか」という一文を書き、返信しました。

 検察審査員に選ばれた私が行く審査会は、大阪地方裁判所の堺支部にありました。それまで裁判所に行ったことのない私は、当時の建物が古く、エレベーターがないことなど知らなかったので、初めて行った時には驚きました。しかし裁判所の方々にお手伝いただけたので、上階の会議室まで行くことができました。
 審査される内容は様々ですが、その膨大な資料に事件の重大さや自分の役割に対する責任感を強く感じました。資料を読み、自分で状況を考え判断し、メンバー同士で話し合います。色んな意見が出てきます。11人ですから、最初は11種類の意見が出る場合もあります。それを一つにまとめていくのは、大変なことですが、まとまった時に自分たちの判断に自信が持てるように思いました。

 経験者となった私に、これからできることは何か。私の人生にとってこの経験はプラスになったと感じていますが、もしかしたら、その時の自分の判断に何か心に引っかかっている経験者もいるかも知れません。
 なかなか共有することのできない気持ちを、互いに話せる場ができれば良いのではないかという気持ちで日々、活動しております。

裁判員候補者になって <浅野慶樹(裁判員候補者)>

 大阪地方裁判所から選任手続期日の知らせが届き、7月中旬、私は裁判員候補として大阪地方裁判所へ出向いて行きました。結果としては、抽選に漏れて裁判員とはならなかったのですが、自分にとってテレビのニュースでしか触れる事の無かった裁判というものを、身近に感じる事が出来て、大変よい経験になったなと思います。特に裁判員になっていたら受け持つはずだった事件については、最後まで結果が気になって仕方がありませんでした。
 この様に、裁判員制度は今まで遠いどこかで行なわれていた裁判を身近に感じ、開かれたものにするというメリットがあり、私は自分の経験を通じて「その通りだ」と実感しました。また、最近では検察の不祥事が相次ぎ、これまでは正々堂々と真実に基づいて裁かれているものだと思っていた裁判が、時には作られたものだったと思うと、ぞっとしてなりません。我々一般の市民は、今まで以上に裁判に関心を持ち、市民目線で公平性を保っていかなければならないと思いました。
 これから裁判員候補になられる方々には、ぜひその様な気持ちを持って、前向きに裁判に参加して欲しいと思います。

↑ページの先頭へ

社会福祉法人 大阪ボランティア協会

〒540-0012 大阪市中央区谷町2丁目2-20 2F
市民活動スクエア「CANVAS谷町」
TEL 06-6809-4901 FAX 06-6809-4902
Email: office@osakavol.org

お問い合わせ 地図

 

Copyright 1996,2013 Osaka Voluntary Action Center. All rights reserved.