開催日
12月17日[火]・1月10日[金]・1月30日[木]13:30-16:30
大阪ボランティア協会では、共生社会実現に向けて、誰もがボランティア活動に参加しやすくなるために「インクルーシブなボランティア活動の環境」をつくっていくことを目指しています。
多様な人がボランティア活動に関わってほしいという思いはあっても、コミュニケーションや人との関係作りが苦手な傾向がある人と、どう接したらいいかわからなくて困っていると話をよく聞きます。本研修は、このような人のボランティア活動をコーディネートしたり、共に活動したりする中で、悩みを抱えているコーディネーターや担当者が関わるうえでのヒントが満載です。スキルアップ編では、発達特性に応じた対応のポイント、コミュニケーションやメンタルケアについて学べる講座を3種類ご用意しました。
(大阪市中央区谷町2丁目2-20大手前類第一ビル2階)
【E】2024年12月17日(火)13時30分~16時30分
「ボランティア活動をしたい」と来られる人の中には、発達凸凹の特性や様々な生きづらさを抱えている方も多くおられます。また、ボランティアに関する相談対応や活動現場で起こりがちなトラブルの背景には、発達特性が原因となっている場合もあります。
ここでは、コーディネーターとして知っておきたい発達特性の捉え方や、活動をサポートする時に押さえておきたいポイントを学びます。知的障害や発達障害がある(その可能性がある)人の対応で悩んでいるコーディネーターには特におすすめです!
講師:広野ゆいさん(NPO法人DDAC(発達障害をもつ大人の会))<公認心理師>
子ども時代から、片付けができない、周りに合わせられないなどの特性があり、“忘れ物の女王”“遅刻の帝王”と呼ばれながら学生時代を過ごす。20台後半にADHDを知り、30歳で発達障害と診断される。2008年に「発達障害をもつ大人の会(現NPO法人DDAC)を立ち上げ、発達の凸凹をもつ人へのストレスマネジメントや人間関係の講座、また企業、一般向けの研修、講演を年に数十か所で行う。その他、NHKハートネットTV、バリバラ等テレビ出演多数。
【F】2025年1月10日(金)13時30分~16時30分
メンバー同士の人間関係がうまくいかない、伝えたいことがうまく伝えられないという場面において、自分の伝え方を変えるだけで関係性が変わることがあります。コーディネーターとして、言いにくいことを言わなければいけないことがあっても、どう伝えたらいいかわからず、伝えることを諦めてしまい、問題がより大きくなってしまうこともあるかもしれません。
本講座では、相手も自分も大事にした対話によるコミュニケーションの方法や考え方を学びます。コーディネーターが知っておきたいコミュニケーションの方法や考え方を学びます。自分自身も少ししんどくなっている・・という方にもおすすめです!
講師:谷水美香さん(ヒューマン・トータルバランスサポート「りんと」)<アサーティブ・コミュニケーショントレーナー、精神保健福祉士>
大阪府立の高校で27年に渡って教壇に立ち、その側ら、多様性及び人権教育・女性学・労働問題などを学び、志を同じくする仲間とともにNPOを設立し、一人ひとりのエンパワメントにつながる活動を進めてきた。その中で、どのようにすれば、組織内で各々が建設的に意見を交わし、団体のミッションを実現するために、より活動を進めることができるのかに関心をもち、2002年に自他尊重のコミュニケーションである「アサーティブ」に出会う。
特定非営利活動法人アサーティブジャパンの認定講師として活動後、独立。引き続き、数多くの講演・講座を開催し、トレーニングの指導を行っている。
【G】2025年1月30日(木)13時30分~16時30分
「ボランティア活動をしたい」と来られる人の中には、精神疾患や精神障害があり、社会参加のためにボランティア活動を希望される方もいます。活動するにあたって、どのような配慮が必要なのでしょうか。コーディネーターとして、何を知っておくと良いのでしょうか。この講座では、精神保健の専門家から、メンタルヘルスにおける知っておきたい特性の捉え方、コーディネーター自身の心理的安全性も守りながら活動をサポートする時に押さえておきたいポイントを説明します。
精神疾患や精神障害がある(その可能性がある)人の対応で悩んでいるコーディネーターには特におすすめです!
講師:村上貴栄さん(京都光華女子大学 講師)<精神保健福祉士>
大学卒業後、精神科クリニックで精神科ソーシャルワーカー、急性期医療機関で医療ソーシャルワーカーを経て関西医科大総合医療センター精神科デイケアにて精神保健福祉士として勤務。ソーシャルワーカー歴30年を区切りに京都光華女子大学社会福祉専攻講師に。精神科デイケアでの支援からメンバーのまたき亭いっぱいが自らの体験談をもとに作った啓発落語を活用した啓発落語講演を全国各地で行う。
大学での教育とともに日本精神保健福祉士協会認定スーパーバイザーとしてソーシャルワーカー教育にも従事している。
近年、「インクルーシブ教育」、「インクルーシブ保育」など、「インクルーシブ」(包含した、すべて含んだ)というキーワードが福祉の分野に限らず社会のなかで使われることが増えています。「みんな違ってみんないい」といった多様性を理解し、誰も排除せず包含していく「ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)」の考え方やその重要性が社会の中で定着しつつあるのです。わたしたちが幸福であるために、誰もが社会参加し、支え合いながら共に生きていく社会、「地域共生社会」を実現していくために欠かせない「インクルーシブ」という考え方をボランティアにあてはめています。
各回30人(先着順)
無料
各回開催日3日前までに申込フォームからお申し込みください。ただし、定員になり次第締め切ります。
社会福祉法人大阪ボランティア協会【担当:椋木(むくのき)、青山】
〒540-0012 大阪市中央区谷町2-2-20-2階
電話:06-6809-4901 FAX:06-6809-4902
Email:office@osakavol.org
社会福祉法人 大阪ボランティア協会
※この企画は令和6年度大阪府福祉基金地域福祉振興助成金を活用して開催します。
「インクルーシブボランティア」のコーディネーションモデル構築事業
~誰もが参加できるボランティア活動の支援体制づくりに向けたコーディネーター研修プログラムの開発~