開催日
2019年2月15日(金)
24歳半で裁判官になって65歳の誕生日の前日まで、40年あまり、裁判の仕事に明け暮れました。民事、刑事、家事、少年と各分野を担当しましたが、それぞれに、裁判所としてどうするかを悩んで、いまだに忘れることができず、懐かしく思いだすことが少なくありません。
例えば、抽選で当たった分譲住宅に長く平穏に暮らしてきた人が突然不正入居を理由に明渡しを求められ当局のやり方の理不尽さを訴えて頑強に抵抗した夫婦のこと、友達と深夜麻雀の途中、車を運転して飲料水を買いに行く途中橋の欄干に衝突して友人を死なせた青年のこと、母の遺産を巡って娘ばかり8人が争うなかで、ひとり認知症を発症した人の今後の世話も取り込んで円満に解決したケース、両親の監護に服さず不良仲間と遊んでいる少女を更生させようとある工夫をしたところ、彼女が審判廷で発した言葉に思わず笑ってしまったことなど、いろいろなことがありました。
それらを交えつつ、転勤の苦労や、地方勤務の際の隣近所の市民との付き合い方などにも触れてみたいとおもいます。
●森野俊彦さん(元裁判官、弁護士、社会福祉法人大阪ボランティア協会会員)
1946(昭和21)年生まれ。大阪府立北野高校、大阪大学法学部卒業。1971(昭和26)年大阪地裁判事補として任官後、大阪高裁、京都家裁など主として西日本の裁判所で勤務。2011(平成23)年9月福岡高裁部総括判事を最後に定年退官。13(平成25)年12月弁護士登録(第23期)。
2019年2月15日(金)19時〜21時(受付18時45分から)
市民活動スクエア「CANVAS(キャンバス)谷町」会議室
大阪市中央区谷町2丁目2-20 2F
(京阪天満橋駅14番出口から徒歩8分、地下鉄天満橋駅3番出口、谷町四丁目駅1番出口から徒歩4分)
一般 1,000円
協会アソシエーター・会員・P登録団体 500円
※ワンドリンク付き
終了しました。
社会福祉法人大阪ボランティア協会【担当:船越】
電話:06-6809-4901
FAX:06-6809-4902
Email:office@osakavol.org