開催日
2022年7月26日[火]
7月26日で相模原障害者殺傷事件後、6年を迎えます。私たちは、この事件から何を学び、実践すべきなのでしょうか?
事件は、社会の根底にあるさまざまな問題を炙り出しました。とりわけ大きな問題に思うのは、戦争をしていた時代に露骨に示されていた差別の論理が、いまだ脈々と受け継がれてきたことです。そして、事件後も同じような事件は繰り返され、ウクライナでは戦争が起きてしまいました。ここでは、その歴史と現状から何を読み取り、明日からの実践にどう生かすべきかを述べたいと思います。
※この講座は、事件発生以降、僕なりの社会への働きかけとして自主的に企画し、続けてきたものです。これまで優生思想をめぐる問題や、戦時下の障害者の問題、あるいは事件に対するさまざまな論議を整理してディスカッションを行なったり、その報告書を作成したりしてきました。コロナ禍でも開催を続け、ズームを通して論議をしたり、動画を企画・撮影・編集をしてYouTube配信をしたりしてきました。そして今年、事件後、5年間の節目としてその研究内容を一冊の本にまとめ、世に問いました。事件のことは、この先もずっと向き合い続けていきたいと考えています。今後5年の働きかけとして、本にまとめた内容をできるだけいろんな現場に届けていくことができればと考えています。ここでは、その第一歩としたいと思います。
●藤井渉さん(ふじい・わたる)さん /日本福祉大学社会福祉学部准教授、博士(人間福祉学)、大阪ボランティア協会ボランタリズム研究所運営委員
花園大学社会福祉学部専任講師、同准教授を経て、2020年4月より現職。専門は障害者福祉論。研究テーマは戦争と障害者。
著書に、『ソーシャルワーカーのための反『優生学講座』 歴史に抗う福祉実践』現代書館、2022年。『障害とは何か 戦力ならざる者の戦争と福祉』法律文化社、2017年(いずれも単著)など。
2022年7月26日(火)19時20分〜20時50分
※いつものCANVASよるがくとは曜日・時間が異なりますので、ご注意ください。
市民活動スクエアCANVAS谷町(大阪市中央区谷町2丁目2-20 2F)、およびZoomによるオンライン配信
※CANVAS谷町へのアクセス方法はこちら
※オンライン参加申込の方には、開催日までに会議ID、パスワードをメールで送付します。
※参加申込者は期間限定で録画配信による見逃し視聴も可能です(講演部分のみ)。
【Peatix利用の場合;クレジットまたはコンビニ払い】
一般 1,200円
協会アソシエーター・会員・P登録団体(※)650円
・下記URL(Peatix)からお申し込みください。
https://canvas-yorugaku63.peatix.com
※割引コードを入力。
新年度からコードが変更になっています。
対象者にメーリングリストでご案内します。
【現金または銀行振込の場合】
一般 1,000円
協会アソシエーター・会員・P登録団体 500円
・下記フォームからお申込みください。
https://ws.formzu.net/dist/S10530413/
社会福祉法人大阪ボランティア協会【担当:谷垣】
電話:06-6809-4901
FAX:06-6809-4902
Email:office@osakavol.org