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会報誌CANVAS NEWS

【CVNEWS】2021年12月・2022年1月号

会員誌「CANVAS NEWS」

2021年 12月・2022年 1月号 誌面

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メールインタビュー全文

日本パークレンジャー協会

山本眞義さん

コロナ禍以前、元々行っていた活動の概要を教えてください。また、コロナ禍で、これまで行っていた活動について変更した点等があれば、その点の概要についてもご教示ください(中止・オンライン化・対応の変更等)。

NPO法人日本パークレンジャー協会は、大阪府民の森などの自然公園とそこを訪れる人々をつなぐ架け橋として、様々な自然の催し活動を通じて人々に「自然の大切さを伝える」ため、また自然や環境に関わる活動をする人を育てることを目的として設立され、2022年には設立30周年を迎えることとなります。
私たちの主な活動フィールドである「大阪府民の森」は、府政100年を記念して金剛生駒紀泉国定公園の中に作られた自然公園施設です。ハイキングやキャンプなど自然を楽しむ場、都市を離れた癒しの場、自然の大切さを学ぶ環境教育の場など人と自然のふれあいの場として多くの府民に利用されています。 なお、「大阪府民の森」は、具体的には生駒山系の北から交野市の「ほしだ園地」及び「くろんど園地」、四条畷市の「むろいけ園地」、東大阪市&八尾市の「くさか園地」「ぬかた園地」「なるかわ園地」「みずのみ園地」そして最南部に位置する千早赤阪村の金剛山頂付近の「ちはや園地」の8つの園地からなっています。
また、主な活動内容として以下の具体的な取り組みを行っています。
・自然体験の催し活動:ネイチャーガイド、ハイキング、キャンプ、クラフト体験等の催しの企画実施
・森林整備・里山保全活動:森つくり隊による府民の森での森林保全活動、シイタケ栽培等の資源利用
・自然体験リーダーの育成:パークレンジャー養成基礎研修や安全管理、救急法の講習会、既会員のスキルアップ研修等の開催
・環境教育・野外活動支援:子ども会、学校などへのゲストティーチャー、他団体への講座講師の派遣。自然体験活動・環境保全などをテーマとした企業のCSR活動との協働。
・環境調査:府民の森での身近な自然の生き物や希少生物などの調査
 我々の活動フィールドが大阪府の所有であることから、コロナ禍でのイベント等の対応に関しては大阪府が府域に発令した指示に基づいてみどり公社と協議の上、決定していました。したがって、従って緊急事態宣言下ではイベントは中止しましたし、まん延防止等重点措置の折には、従来定員の半数以下などの参加者人数の制限や、参加者には全員手洗いやアルコール消毒、マスクの着用、検温、三蜜禁止(密集、密閉、密接)、参加者登録の強化等の措置を講じて実施していました。
毎月3回実施している森林整備作業についてもコロナ禍での実施の判断を行うためのガイドラインの作成や会員のレベルアップを図るための樹木の伐倒や玉切り等のユーチューブによる映像の紹介なども実施しました。 また、助成金をいただいて年間2回以上のイベントを実施している活動では、現場でのイベントが実施出来ないため代替の催しとして、①園地の生き物たちの夜の生態を記録した動画の紹介、②園地に生息する83種の樹木・草花などを紹介した冊子の発行 を実施しました。
一方、協会全体としての活動経過や今後の予定、様々な課題などを話し合うために月に一度実施している運営委員会や各チーム毎の会議は感染防止のため出来るだけZoomを活用して行いましたし、毎年募集を掛けて4月~11月にかけて10回程度の講座を開催しているパークレンジャー養成講座では、今年度初めてZoomを活用して行いました。


仮に、コロナでの活動内容の変更等があった場合、変更等に伴い、どういった変化(メリット・デメリット)や参加者からの声がありましたか。

我々の活動は上記でも記載しましたように自然の大切さをより多くの人に伝えていくことにあるため、中止や人数制限という事は、せっかく準備したことが一部目的を達成できないこととなります。また、自然を前にしてその現場において手で触れて、匂いを嗅いでなどの「五感」を用いることが重要と考えていますが、残念ながら映像などでは100%自然を伝えることは難しいでしょう。 ビジターさんの声としては、昨年末に毎年好評のクリスマスリースのイベントを実施しましたが、「久しぶりのイベントに参加出来て良かった!」などコロナ禍での自粛から一時解放された心情が感じられる声も聞かれました。
またZoomによる会議は、なかなかface to faceの雰囲気が作りづらく、一方向の指示や報告事項などはともかくとして相互のコミュニケーションを図るには、主宰者の独断場となりやすく一工夫必要と考えます。もちろん開催場所を問わないことや会場までの移動時間がかからないなどのメリットは大きいですね。さらに、初めて養成講座をZoomで実施しましたが、「案ずるより産むがやすし」で講師の腕によるところもあり、またZoomの操作が案外簡易なこともあって、受講者には結構好評だった事も報告しておきます。


コロナ禍に際して、運営スタッフからどういった声が上がっていますか。

コロナ禍が始まってほぼ2年の歳月が経ちましたが、その間十分に現場で活動できずウズウズしている自然愛好者にとって、一日も早く感染拡大が終息し、従来の活動が再開できる状況が生まれることを願っています。


緊急事態宣言解除後は、コロナ前と同じように活動できていますか。

宣言解除され感染者数が減じたものの、まだ日も浅くまた再拡大の可能性がある事から参加者の動きも様子見の一面があり、当協会としては前述の必要な措置は適宜講じつつ、状況を注視しながら徐々に立ち上げていきたいと考えています。


今後の活動方針や内容、新たな取り組み等があれば、教えてください。

「自然の大切さを伝えてゆく」という目的に変わりはありませんが、コロナ禍の2年間で新たな試みとして実施したZoomやIT技術をベースとした映像の様々な活用を図っていきたいと考えています。
※「日本パークレンジャー協会」ホームページ