本書は、2006年に刊行されロングセラーを続けていた『学生のためのボランティア論』(岡本榮一・菅井直也・妻鹿ふみ子編)を約20年ぶりに全面改訂したものです。
言葉は知っているけれど、掘り下げていくと説明することが難しい「ボランティア」や「ボランティア活動」について、さまざまな視点から考察しその本質や可能性に迫ります。
本書の執筆は、大学の教員とNPOのプロフェッショナルが担当しています。学生のみなさんには、本書で学び、広く、深いボランティアの世界にぜひ飛び込んでもらいたいと思っています。ぜひ、ご一読ください。
編者:赤澤清孝・川中大輔・野尻紀恵
発行:社会福祉法人大阪ボランティア協会
発行年:2025年1月
B5版・188ページ、定価1,600円+税
ISBN 978-4-87308-074-1 C0036 \1600E
※大阪ボランティア協会個人会員は1割引きです。
序章 ボランティアの世界への誘い 赤澤清孝
第1部 「ボランティア」を捉えなおす
第1章 素朴な理解から読み解くボランティア 赤澤清孝
第2章 歴史を切り拓いたボランティア 野尻紀恵
コラム① 辞書や新聞が映す社会の認知度、理解度 増田宏幸
コラム② パンデミックで問われたボランティア・市民活動の存在価値 永井美佳
第3章 データで示すボランティア 齊藤ゆか
コラム③ SDGsとボランティア 川中大輔
第4章 理論からみるボランティア 桜井政成
コラム④ ボランティア活動におけるICT活用のこれからの可能性 福島健一郎
第2部 ボランティアの多様な領域
第5章 福祉に関するボランティア 岩本恭典/木村愛
第6章 医療・看護に関するボランティア 副島賢和/吉田輝々
コラム⑤ スポーツ経験や専門スキルがなくても活動できるボランティア 行實鉄平
コラム⑥ むしろ訳のわからなさを楽しむアートボランティア 上田假奈代
第7章 こどもに関するボランティア 村井琢哉
第8章 地域(まちづくり)に関するボランティア 深川光耀
コラム⑦ 動けば変わる。現場の声で政策を変えよう 武田かおり
第9章 災害に関するボランティア 頼政良太
第10章 環境に関するボランティア 正阿彌崇子
第11章 国際協力に関するボランティア 栗田佳典
コラム⑧ ボランティアセンター(中間支援組織)の役割 椋木美緒
第3部 ボランティア活動の実践
第12章 ボランティア活動実践のための演習 赤澤清孝
第13章 ボランティアコーディネーション力を生かして学生目線で活動を運営する 永井美佳/椋木美緒
終章 ボランティアと社会デザイン-私たちはどういう社会を目指すのか? 川中大輔
社会福祉法人大阪ボランティア協会(担当:江渕・岡村)
TEL:06-6809-4903(出版部)
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