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ボランティアことはじめ物語 〜 久保友美編

久保 友美(くぼ ともみ)

「ボランティア・市民活動ライブラリー」チーム所属
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CANVAS谷町に入ったら右手に見えるもの、それは壁一面の本棚です。「ボランティア・市民活動ライブラリー(以下、ライブラリー)」と言います。2003年に設置されました。 ボランティア・市民活動は、日々新たなチャレンジをしています。しかし、その記録や保存の仕組みは不十分で、貴重な活動資料が失われていく恐れがあります。ライブラリーでは、市民活動の歴史的資料を集めて散逸を防ぐともに現代の市民活動を記録し、市民活動の研究基盤となることを目指しています。

ライブラリーチームに関わるようになったのは大学院生の頃。CSRの研究していた私は、大阪のある企業にヒアリング調査に行きました。担当者の方に「ここにも行った方がええで!」と紹介されたのが大阪ボランティア協会。協会のホームページを見ていたら、資料整理のバイト募集が目につきました。バイトとして現場に入れば、研究もより深められるのではないか、と下心(!?)もあり面接に行きました。無事に採用され、働いていたある日、バイトの面接官だっだ職員の方が履歴書に「司書資格を勉強中」と書いていたのを覚えてくださっていました。「司書が活躍できそうなボランティアチームがあるんだけれど参加してみない?」その誘いに乗って見学に行ったのが始まりでした。そこから10年以上、関わっています。

なぜ続けられているのか。ライブラリーにある資料を開くと市民活動・ボランティアの歴史を感じられるのが一番大きいです。どんな思いで活動をしていたのだろう、どんな出会いがあったのだろう、と想像すると「よし、私も頑張るぞ」と元気がもらえます。