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ボランティアことはじめ物語 〜 中川智子編

中川 智子(なかがわ ともこ)

「企業市民活動推進センター」運営委員会・「ウォロ」編集委員会所属
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ボラ協との出会いは10年以上前になります。ボラ協が運営するCSRリンクアップフォーラムに、企業のCSR担当者として参加しました。SR(組織の社会的責任)の国際規格ISO26000が、策定に向け議論されていた頃です。99カ国、42国際機関から450名以上のエキスパートが規格策定に参画するマルチステークホルダー・プロセスを取ったため、ステークホルダー間や途上国・先進国間の利害関係が複雑になり合意形成が難航している状況について、作業部会に参加した事務局長が、そのフォーラムでリアルにお話しくださいました。「ISO規格策定に参画するなんて、大阪にこんな団体があるんや、凄?」が、私がボラ協に興味を持ったきっかけです。

それから数年、「企業のCSR担当者」としてできることの限界を感じた私は、業務でできない部分を個人で活動できたらと思い、ボラ協のアソシエーターになりました。CSR担当経験に加え、業務でしばしば文章を書いていることから、企業や企業人の市民活動を支援する「企業市民活動推進センター運営委員会」と、市民活動総合情報誌ウォロの編集委員会の2つに参加しています。

アソシエーターの魅力は、異なるバックグラウンドや専門性を持ったさまざまな方と出会いお話しできることです。ずっと企業で働いてきた私にとって、企業の常識が社会の常識でした。でもここでは常識が違う、言葉が違う、見ている視点が違う、感じている世界が違う。新鮮な驚きの連続で、新しい扉が次々に開くようでした。「多様性」が組織を強くするってこういうことなんだ、を日々実感しています。

自分も「組織の多様性」を構成する一員となり、これまでの経験やスキルを役立てられることは大きな喜びです。現在は、自社でのWEBサイト更新の経験を活かして、ボラ協のWEBサイトをリニューアルするプロジェクトにも参加しています。形になるのが楽しみです。