●ヒアリング調査
外国人市民と直接の接点が多くあると考えられる地域日本語教室や多文化共生分野のNPO、あるいは全国規模および地域レベルでのネットワーク構築や人材育成に取り組む団体など、それぞれの立場から災害支援に取り組む団体に現状や課題を確認するため、訪問聞き取り調査をしました。
<目的と対象>
(1災害時の外国人支援の状況について、その全体像や現状と課題、先進事例等の把握
(一財)ダイバーシティ研究所
(2)行政における外国人支援の状況把握
大阪市市民局ダイバーシティ推進室人権企画課
(3)国際交流協会における外国人支援の状況把握
(公財)大阪府国際交流財団、(公財)大阪国際交流センター
(4)識字・日本語教室における外国人支援の状況把握
出来島識字・日本語教室、(特非)市岡国際教育協会
●アンケート調査
日常的なボランティア活動や防災減災への取り組み状況などについて、アンケート調査をしました。
<回収状況>
調査対象:大阪府内の外国人支援285団体
到達数:263
有効回答数:72(到達数に対する有効回答率:27.4%)
※調査内容と調査結果の詳細については、「災害時のスペシャルニーズ支援事業2017年度報告書(約32MB)」をご覧ください。
国際交流協会を中心とした多言語支援センター設置準備や全国的なネットワーク形成など、外国人支援分野は他分野に比べて災害支援の取り組みが進んでいる面も多くあります。それらに加えて、平時の多文化共生社会の拠点となる地域日本語教室や外国人支援NPO等において、災害・防災について関心を高めてもらうための課題を整理し、その手立てを明らかにしようと取り組んでいます。
<参加者(2016〜2018年度)>
岩城あすか(公益財団法人箕面市国際交流協会)
河合将生(office musubime)【研究会コーディネーター】
金光敏(特定非営利活動法人コリアNGO センター)
斎藤裕子(にほんごサポートひまわり会)
筒井百合子(特定非営利活動法人国際交流の会とよなか)
福留まさ美(出来島識字・日本語交流教室)
札葉正隆(特定非営利活動法人市岡国際教育協会)
丸山敏夫(大阪市内識字・日本語教室連絡会、浅香識字・日本語教室)
山野上隆史(公益財団法人とよなか国際交流協会)
梅原聡、岡村こず恵、小林政夫、永井美佳、萬浪侑子(社会福祉法人大阪ボランティア協会)【事務局】
識字・日本語ボランティアのためのステップアップ講座
第2回 日本語学習者のための防災〜私たちにできること〜
日時:2018年7月7日(日)10:00〜12:00
場所:大阪市立総合生涯学習センター
参加者:27人
※大阪市立総合生涯学習センターと大阪ボランティア協会の共同主催で実施しました。