大阪ボランティア協会では、2015年11月に創立50周年を迎えることができました。ポスト50年の事業として「災害」「孤立」を重点課題として取り組もうということにしました。これを受けてボランタリズム研究所では、2017年1月から18年度にかけて10回の予定で「市民セクターが挑む、社会的孤立の抑制・解消への道程」をテーマにした研究会を開催いたします。
市民活動の現場の実践者と専門の研究者、ダブルゲストによるご登壇と参加者との対話を取りながら、各回テーマの学びとアクションを深めてまいります。
★「市民セクターが挑む、社会的孤立の抑制・解消への道程」の全体趣旨文は、こちらから
【全10回:個別テーマと開催スケジュール】
2017年1月22日(日)子どもの貧困 2017年2月11日(土)障害者
2017年4月23日(日)高齢者 2017年6月 4日(日)LGBT
2017年7月23日(日)児童虐待 2017年9月2日(土)外国人
2018年 (7)ひきこもり (8)ギャンブル依存 (9)我が事丸ごと(前半) (10)我が事丸ごと(後半)
2018年9月24日(月・祝)13時30分〜17時(13時15分受付開始)
○実践者ゲスト:里中和子さん<ほっとタイム(親の会in藤井寺)代表>
【プロフィール】
94年より、学校に行かない子と親の会(大阪)に参加。世話人の一人。 お出かけサークルはちみつころりん″発起人。 00年より藤井寺市で、不登校やひきこもりの子を持つ親の会ほっとタイム″を始める。 NPO法人フォロ理事、親の会、親の相談窓口、面談担当。
○研究者ゲスト:荻野達史さん<静岡大学 人文社会科学部 社会学科 教授>
【プロフィール】
専門は教育社会学およびメンタルヘルスの社会学。 00年よりひきこもり支援現場のフィールドワークを始め、静岡ではNPOの支援活動や学校関連調査にも参加。 現在は、産業精神保健にも関心をもつ。著書に『ひきこもり もう一度、人を好きになる』(明石書店)など。
「ひきこもり」という行為や状態をとる人々が社会問題として認識され、行政支援の対象になったのは 2000年頃からといわれていますが、実際にはすでに80年代から類似の状況が知られていました。 近年では、「80・50問題」と呼ばれる「高齢化した『ひきこもり』者とその親」にまつわる問題も注目されており、 「ひきこもり」状態の長期化と支援の難しさの双方をうかがうことができます。
こうした状況下で行われてきた支援の中心にはNPOの存在があります。そこで、今回は2名のゲストを迎え、 今後の課題解決の展開や、そこに市民セクターがどのように連帯していくことが望ましいのか等、 当日ご参加いただいたみなさま方とともに考えていきます。
13:30〜【主催者挨拶】、【進行説明】ほか
13:45〜【ゲストからの話題提供】
15:30〜【参加者同士の意見交換】
【参加者とゲストによるセッション】
大阪ボランティア協会事務所 市民活動スクエア「CANVAS(キャンバス)谷町」(大阪市中央区谷町2丁目2-20 2F)
●地下鉄谷町線「天満橋」または「谷町4丁目」駅より徒歩4分
●京阪「天満橋」駅より徒歩8分
30人(先着順。定員になり次第、締め切ります)
2,500円
※大阪ボランティア協会の個人会員、パートナー登録団体の参加費は、2,000円。個人会員、登録団体に限り、2018年度4回分通し受講は5,000円。参加費は当日受付でお支払いください。
市民セクターが挑む社会的孤立の抑制・解消への道程:第7回「ひきこもり」者の孤立 よりお申込みください。
「ボランタリズム研究所」事業のページをご覧ください。
※これまでに発行した研究誌
●ボランタリズム研究(Vol.2) 特集:東日本大震災が市民社会に与えた衝撃〜市民社会は何を学ぶか〜
●ボランタリズム研究(Vol.1) 特集:政治とボランタリズム
社会福祉法人大阪ボランティア協会 ボランタリズム研究所 担当:梅原、小林
〒540-0012 大阪市中央区谷町2丁目2-20 2F 市民活動スクエア「CANVAS谷町」
電話:06-6809-4901、ファックス:06-6809-4902
Eメール:office@osakavol.org