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活動報告

【活動報告】令和6年能登半島地震および奥能登豪雨に対する支援活動(10月)

2024年1月1日に発生した石川県能登地方を震源とする地震により最大震度7を記録し、大きな被害が発生しました。さらに、9月21日から23日にかけての線状降水帯による豪雨災害で二重の被害が発生しています。

被災された皆様に心よりお見舞いを申しあげます。 

大阪ボランティア協会では発災直後から日頃からつながりのある支援団体のネットワークなどを通じて情報の収集にあたり、中間支援組織の役割として、被災地で活動するNPO/NGOの支援や、被災地の人々のために何かしたいという市民・ボランティアの力が発揮できるようコーディネートに取り組んでいます。


今回は2024年10月の活動について報告いたします。

(1月〜3月の活動報告はこちら

(4月〜6月の活動報告はこちら

(7月の活動報告はこちら

(8月の活動報告はこちら

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今後も長く支援を続けていくためには、活動資金が必要となります。ぜひ、寄付で応援をお願いします!
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現地での活動

奥能登豪雨災害への支援活動を行うため、協会個人会員、団体賛助会員企業の社員のみなさん、パートナー登録のNPOのみなさんなどに参加を呼びかけて、能登水害ボランティアカーを10月に計3便を緊急に企画し実施しました(4便目は11月に実施)。

*現地でのレンタカー代やガソリン代は、協会にいただいたみなさまからのご寄付から支出させていただきました。ありがとうございます。

能登水害ボランティアカー第1便(10月12日〜14日)

計7名の参加で、協会事務局長・永井も久々の現地活動でした。

被災地NGO恊働センターさんの活動に参加させていただく形で、泥かき、洗浄、廃棄物置場まで土嚢袋の運搬などの作業を輪島市河井町周辺で行いました。

有名な横倒しになったビルや朝市跡にもほど近い地域で、地震のつめ跡が生々しく残っている中、水害被害のダブルパンチで心折れている住民さんも多いと聞いています。少しでもボランティアの力で住民さんに元気になってもらえるよう、微力ながらできることをしていきたいと思いました。



能登水害ボランティアカー第2便(10月19日〜20日)

第2便は参加者10名で活動してきました。金沢駅集合・解散のため、大阪からだけでなく東京、浜松、和歌山県白浜町、兵庫県たつの市からの参加もありました。京都の大学生は夜行バス利用で駆けつけてくれました。
今回の主な作業は、泥出しが済んでかなり乾燥が進んだお宅の根太の土落としなど。馴れない床下に潜っての作業で四苦八苦・・・
昼休憩時には「出張輪島朝市inワイプラザ輪島店」で買い物。”買って応援”を実践しました。
今回は初日の土曜日に雨が降った影響もあるのか、前週にくらべて他のボランティアを見かけることが少なかったです。
現地では泥出しから乾燥までかなり進んだお宅もあれば、まだ手つかずのところも多いようで、すでにかなりカビが生え始めているところも。
まだまだ、たくさんのボランティアの力が必要だと感じました。






能登水害ボランティアカー第3便(10月16日〜27日)

第3便は参加者4名と少し寂しかったですが、当日は他の団体の方がたくさん来られていて、一緒に活動してきました。
1日目は、輪島市在住の協会個人会員の方にニーズを繋いでいただいたお宅で、床下や納屋の泥出し・側溝を埋めた泥の除去。
床下の泥出しは被災地NGO恊働センターの経験豊富なスタッフが完全装備で作業されていましたが、一緒に行った大学生も初めて床下作業に挑戦! 動きが取りにくい狭い床下空間でかなり苦戦していました。
活動した地区はこれまでボランティアがほとんど入っていないとのことでしたが、活動中に近所の方が何人か様子を見に来られていて、これからまたいろいろニーズが上がってきそうに思いました。
2日目は輪島市街のお宅で、廃棄予定だった瓦を細かく砕く作業。床下の水はけが悪いため、吸湿材として砕いた瓦を敷き詰めるとのことでした。
参加者からは「能登のボランティアが足りていないのを実感した」との感想をもらいました。







大阪での活動

おおさか災害支援ネットワーク(OSN)の動き

大阪ボランティア協会は世話役団体のひとつとしてOSNに参加しています。

OSNでは、3月から毎月1回の情報連携会議をオンラインで開催し、現地で活動する団体や、大阪からの支援を計画している団体ともリアルタイムに情報交換しながら、各団体が連携して被災地支援できるためのつながりづくりの場をつくっています。情報連携会議は少なくとも12月まで続けることで合意しています。

10月の会議では、奥能登豪雨災害を受けた各団体の対応について情報を共有しました。

今後の活動予定

11月以降も現地の状況(特に奥能登豪雨の被災地の状況)を見ながら、継続可能な支援を続けてまいります。

また、協会が持つネットワークなどを通じて、大阪・関西から現地に入り支援活動を続けているNPOのサポートや、団体間の連携・協働を引き続きすすめます。また、企業のみなさんからの物資提供の申し出をNPOにつなぐなど、セクターを超えた連携のコーディネートを行います。